一人暮らしナレッジ

暮らしを豊かにする情報や、一人暮らしを始める方に情報を発信するサイト

一人暮らしで火災保険は本当に必要? 地震保険ってなに?

f:id:hightgao:20190219230954j:plain

これから一人暮らしを始める社会人・大学生は、一人暮らしと保険の関わりはイメージできますでしょうか。

親戚や家族が近くにおらず、また賃貸での生活であるということを考えると一人暮らしを始めるときは、保険加入は必須です!

本記事では、火災保険についてご紹介します。

この記事を参考に、今必要な保険を考えてみてください!

 

 

なぜ保険に入る必要があるのか?

      f:id:hightgao:20190219233033p:plain

日常生活の中で私達は様々な「リスク」と隣合わせで生活しています。

 

近年では、生活水準の上昇に伴う支出の増加、消費税10%による家計負荷、

その他にも交通事故のケガ、運動中のケガ、自転車運転中のケガなど、死亡や災害、病気やケガは、いつ起こるか分かりません。

また、長生きしても十分な収入が継続的に得られるとは限りません。

そのため、保険に加入し「誰かが事故した時に皆でお金を出す代わりに、自分が事故した時に皆に助けてもらう」これが保険の基本で相互扶助なのです。

 

でも、なぜ払う人よりもらえる人の方が少ない保険が成り立つのでしょう?

それは「誰にでも起こりうるリスク」だからです。

どんなに可能性が低くても、万が一の出費のために保険に入っておきたいのが人の心理。がん保険、火災保険、地震保険、高額医療保障など、想定できる「保険事故」に合わせて保険は存在しています。

 

 

火災保険は本当に必要? (火災保険)

火事は自分が原因の場合もありますが、もらい火等の外部要因ので損害が出るケースもありえます。

そのため必ず入っておきたい保険ではありますが、問題はその中身。

通常、火災保険では建物部分と家財部分の両方に保険をかけることが可能となります。

ただし、きちんと選んで加入しないと、お金のムダ使いになってしまいます。

一人暮らしの方に知ってもらいたいのは、賃貸住宅向け火災保険の内容です。

通常、賃貸住宅向け火災保険とは、以下の3点から構成されています。

  • 火災保険(家財保険) → 入居者の家財に対する保険
  • 借家人賠償責任保険  → 借りている部屋に対する保険
  • 個人賠償責任保険   → 日常トラブルへの保険

それでは、一つ一つ保証内容を確認してみましょう。

 

火災保険(家財保険

こちらは、火災、落雷、風災、水ぬれなどで損害を受けた家財一式(家電、家具など)を補償する保険となっています。火災等が起こり家財の買換が必要となった際、全て揃えるのにはお金がかかります。

<保証の例>

もらい火や、水漏れなどにより、電化製品や家具が損害を受けた場合。落雷により電化製品が壊れた場合。

 

 借家人賠償責任保険

 火災・水漏れなどの事故により、部屋に損害を与えた際に、大家さんに対して法律上の賠償責任を負った場合の補償となります。

ご自身の部屋への保証と考えてください。

<保証の例>

ストーブの消し忘れでボヤを起こしてしまったり、洗濯機のホースが外れて部屋が水浸しになり、床が破損した場合が該当します。

 

個人賠償責任保険

自分の行為により、他人・他人の財物を損傷させた場合にに保証されます。

私達が生活している中では、常に賠償責任に負われる可能性があります。

入っておきたい保険の一つですね。

<保証の例>

洗濯機から水漏れが発生し、階下にまで被害が及んだ場合。自転車で通行人・車等にぶつかり、ケガ・損害を与えてしまった場合。

 

費用(保険料)はいくら?

費用は1年で4000円~7000円程度となります。

家財保障は300万円、賠償責任保証は1000~2000万円あたりが一般的となります。

■火災保険の参考例
保険会社 年間保険料 火災保険 借家人賠償補償保険 個人賠償責任保険
A社 4000円 100万円 2000万円 1億円
B社 1万円 4100万円 1500万円 1億円
C社 5500円 68万円 1000万円 1000万円
D社 6500円 183万円 1000万円 1000万円

 

地震保険ってなに? <火災保険では支払われないケースの補償>  

f:id:hightgao:20190224141410j:plain

地震が原因の火事や津波、地滑りなどで家財が被害を受けた場合は、補償の対象外なので注意です。

地震による損害で保険金が支払われるのは地震保険だけで、火災保険加入時にセットで契約する必要があります(地震保険単独での加入は不可)。

ただし、地震保険の補償額は火災保険の30〜50%の範囲となっております。また、上限もあります。

家財を新たに買い直す費用をまるごと支払ってくれる火災保険とは異なり、地震保険での補償額は損害区分により全壊(100%)、大半損(60%)、小半損(30%)、一部損(5%)の4段階に分かれています。たとえ被害があっても、基準を満たさないと支払対象とならない可能性はありますが、リスク回避のためにも入っておきたいですね。

 

まとめ

 上記の保険のうち、一人暮らしで入っておきたい保険が、「借家人賠償責任保険」です。

日本では、自身の過失から火事を起こして隣家に類焼した場合でも「失火責任法」により、損害賠償の責任は問われません(ただし、重大な過失がある場合は除く)。

しかし、賃貸住宅の借主には、部屋を出る際には借りたときの状態に戻す「原状回復義務」があります。借主が火災を起こして原状回復ができない場合債務不履行となり、法律上の賠償義務が発生するのです。

つまり、自分の部屋は自分で守る(借りた状態に戻す)義務があるのです。

一人暮らしを始めるにあたり、自分に必要な保険を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

Recommend