<一人暮らし>初期費用、必要な予算・平均はいくらくらい?
これから一人暮らしを始める方は、まず初期費用を気にされると思います。
一人暮らしは、引っ越し代、敷金・礼金、仲介手数料等 様々なお金がかかります。
本記事では、一人暮らしにかかる初期費用の項目と、その予算の平均額についてご紹介します。
自分のケースに当てはめて、おおよそいくら位かかるのかイメージしてみてください!
初期費用 ①<賃貸関連の費用>
入居申込金
申込金とは、「他に申し込みがあった場合でも、優先的に入居審査をしてもらう」ために不動産会社に預ける金銭(返還されます)のことです。
不動産会社によって独自に設置しているもので、金額は家賃の1ヶ月分以内である場合が多いです。
ですが、入居申込金には法的効力はないので、”申込金を支払う=契約が結ばれる”ではないので、注意してください。
そのため、トラブルが後を絶たたず、東京都などの自治体では、不動産会社に申込金を要求しないよう指導しています。
多額の申込金を当然に要求するような不動産会社には注意しましょう。
敷金
部屋を退去するときの原状回復の費用として、入居前にあらかじめ払う準備金のようなお金です。基本的には、原状回復にかかった費用が差し引かれたお金が戻ってきます。
→家賃1カ月分が目安となります。
<原状回復の定義とは?>
退去時において、貸した側と借りた側のどちらの負担で原状回復を行うことが妥当なのかについてトラブルが発生することがあります。
そのため、国土交通省では、退去時における原状回復をめぐるトラブルの未然防止のため、賃貸住宅標準契約書の考え方、裁判例及び取引の実務等を考慮のうえ、原状回復の費用負担のあり方について、妥当と考えられる一般的な基準をガイドラインとして発行しています。*1
このガイドラインでは、原状回復を「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と定義し、その費用は賃借人負担としました。そして、いわゆる経年変化、通常の使用による損耗等の修繕費用は、賃料に含まれるものとしました。
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礼金
部屋を所有する大家さんに対して、お礼の意味として支払います。
敷金と違って、退去時に返金されることはありません。
最近では礼金なしの物件も増えており、 関西では礼金が無い代わりに敷金が高い事が多いです。交渉次第では礼金を引き下げれる可能性もあります。
→家賃1カ月分が目安となります。
仲介手数料
住宅の売買や賃貸借の取引の際、売主と買主の間に入って意見の調整や契約事務などを行う不動産会社(仲介会社)に支払う手数料のことです。
→家賃1カ月分が目安となります。
前家賃
賃貸契約の際にあらかじめ家賃を支払うことです。
住宅等の賃貸借契約時には、敷金、礼金などの諸費用とともに、翌月分の家賃も支払うのが一般的です。
契約した月中に入居し、家賃が発生する場合は、入居日からその月末までの家賃を日割り計算した金額と、翌月分の家賃を一緒に支払います。
火災保険
賃貸住宅の借主には、部屋を出る際には借りたときの状態に戻す「原状回復義務」があります。借主が火災を起こして原状回復ができない場合は債務不履行となり、法律上の賠償義務が発生するのです。
また、火災・落雷等で家具が損傷した場合の買換は多額の費用がかかります。
そのため、火災保険は不動産会社から勧められる場合が多いです。
→価格は1年で4000円~7000円程度となります。
鍵交換費用
前の住人が使っていたカギから変更するために、カギのシリンダーごと交換します。
前の住人がスペアを作っていたら侵入可能な状態となってしまうため、強制ないですが、交換することを勧められます。
→価格は10,000~20,000円程度となります。
初期費用 ②<引っ越し費用>
引越しは、時期・距離・荷物量で大きく価格が変わります。
引越しシーズン(1〜3月)に動く人や、長距離の引越しになる予定の人は後々想像していたより金額が大きいとならないように、事前に見積もりなど出してみることをおすすめします。
<引っ越し料金目安>
- 段ボールのみ:約1〜2万円
- 単身パックで間に合う量:2万円〜
- 通常の引越し:3万円〜10万円以上
初期費用 ③<家具・家電・生活用品>
最低限生活に必要な家具・家電を一式そろえるとしたら、大体10~20万円ほど必要となります。
以下の記事を参考に、自分の生活に必要なものを検討してください。
初期費用 <まとめ>
上記記載の、初期費用①~③迄をまとめると、30万~60万程かかる計算となります。
引っ越し代も長距離の場合数十万単位でかかってくる可能性もありますので、まとまったお金を用意しておく必要があります。
本記事を参考に、一人暮らしを始めるイメージをしていただけたら幸いです。